会員の邱さんより、「興味深い記事がありますよ」、
YOMIURI WEEKLY(読売新聞社) 2004.2.29号の
「早」か「慶」かー有力53大学186学部徹底調査
ダブル合格者はどっちを選ぶ?
という
特集記事をご紹介頂きました。

内容は、受験生が同レベルの大学に2つ受かった場合、
どちらの大学を選ぶか、というものでした。

その記事によりますと「慶應VS早稲田」では、
法学部の場合、両校とも合格した人73人の受験生うち、
慶應への入学を決めた人は69人、早稲田を選んだ人は4人で、
94.5%が慶應を選んだとのことです。(2002年 駿台予備校調査による)
また、慶應・経済VS早稲田・政経では、慶應を選んだ人、76.5%で
ほとんどの学部で慶應に軍配が上がったということでした。(下図)

ちなみにこの記事では、「ちまたでは「早慶」と呼び習わしてきたが、
「慶早」と呼び替えるべき事態なのだ」
とも書かれています。。

慶應 早稲田 1994 1998 2002 2003
56.3
40-31
85.5
59-10
94.5
69-4
79.2
38-10
政経 55.6
25-20
82.9
34-7
82.6
19-4
81.8
9-2
経済 38.7
24-38
51.0
26-25
76.5
26-8
52.3
23-21
56.5
26-20
45.5
10-12
71.4
15-6
60.0
9-6
62.0
31-19
88.4
38-5
82.4
42-9
82.7
43-9
一文 40.7
24-35
54.3
51-43
69.5
57-25
72.0
54-21
教育 68.4
26-12
83.7
36-7
94.6
35-2
86.1
31-5
総合政策 66.7
4-2
60.0
3-2
50.0
3-3
政経 60.0
3-2
50.0
2-2
25.0
1-3
環境情報 理工 60.0
3-2
70.0
7-3
87.5
7-1
60.0
3-2
理工 35.7
89-160
48.2
109-117
65.2
107-57
68.7
138-63

上記表: 駿台予備校が1994年、98,2002,03年、
入試について、在籍者や模擬試験受験者らを対象に
調査し結果を基づいて作成したもの。
(同YOMIURI WEEKLY)

上段:慶應と早稲田の両学部に合格した受験生のうち、慶應に入学した比率。
下段:慶應、早稲田それぞれの学部に入学した実数。
実数が少ないほど、受験生全体との傾向誤差が生じやすいので注意が必要・・


「ただ、03年には、早稲田に復調の兆しが見えた」とも書かれています。

改めて、慶應と早稲田が、宿命のライバル、永遠のライバルであるということがよくわかりますね。


邱さんありがとうございました。